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新米の定義とは?
農産物2022.11.18
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こんにちは!
秋も深まり、紅葉の季節になりましたね。
秋はお米の収穫が盛んに行われ、スーパーでも新米を見かけるようになりました。
皆さんは新米っていつ頃まで売られていて、どのようなお米のことをいうのかご存知ですか?
『今年収穫したお米で、年内に売られているのが新米でしょ?』とゆう方も多いと思います。
実はそれだけは新米とは言えない場合もあるんです!
【新米の定義とは?】
新米の定義は米穀年度(べいこくねんど)とJAS法というふたつの定義があります。
●米穀年度
1995年に廃止された食糧管理法(食糧管理制度)で使われていた、日本での米穀の取引に関わる年度のこと。
お米の収穫時期に合わせて、その年の新米が出てから翌年の新米が出るまでの11月1日から翌年10月31日までの1年を一区切りとしている。
そのため翌年の11月1日になると新米は古米の扱いとなる。
米穀年度は現在でも米市場などで使われているが、近年は収穫時期が11月よりも早くなり、実情とつじつまが合わなくなってきている。
●JAS法
「日本農林規格等に関する法律」のこと。
お米はJAS法に基づいて品質表示が義務付けられている。
新米とは、収穫した年の12月31日までに、精米・袋詰めをした米を《新米》と表示することができる。
JAS法では翌年1月になってから精米・袋詰めをしたものは、JAS法では新米といわない。
ちなみに収穫から1年経った古米から、さらに1年過ぎたものを「古古米」、もう1年過ぎたものを「古古古米」と、過ぎた年数分「古」の字が増えていきます。
- 秋に収穫された新米はこのふたつの定義を基準にして、年明けくらいまでにお店に並ぶことが多いです。
お米の収穫は基本的に年1回ですが、出荷のタイミングは品種や気候、工程によって様々です。
現在は機械でのお米の乾燥が進んでいますが、ゆっくり自然乾燥をさせてから出荷する農家さんもいます。
【新米の見分け方】
新米でも袋に《新米》と表記がないこともあります。
そんなときは、「産年」と「精米日」をチェックしてください。
「産年」は収穫された年を指します。
精米日は日付が新しいほうが美味しいことが多いです。
出荷のタイミングが様々でも、ここを確認すれば新米とわかりますね。
また、お米の粒が揃っているもの、掛けているものが少ないものを選ぶのがオススメですよ。
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- 【新米の保管方法】
・冷蔵庫の野菜室(15度以下の場所)がオススメ
・冷蔵庫以外の場合は温度・湿度変化が少ない、風通しのよい場所で保存
・密閉容器に入替え、直射日光を避ける
お米の袋は小さな空気穴が開いてるので、未開封でも虫がわいたり、匂い移りや酸化が進んでしまうことがあります。
冷凍室はお米の水分が凍ってひび割れの原因になるので注意です。
保存はペットボトルもおすすめです♪2リットルのもので約一升のお米を保存できます。
精米したお米はできるだけ早めに使いきりましょう。
新米がおいしく食べられる期間は、7~9月の暑い時期で約2週間、10月~3月にかけては約1ヶ月といわれています。
【新米のおいしい炊き方】
①計量した新米をボウルに入れ、水を一気に注ぎサッとかき混ぜ、すぐに水を捨てる
②少量の水を注ぎ、軽く混ぜるように研いで水を交換する。これを4~5回繰り返す
③研ぎ汁がうっすら白く濁る程度になったら、お米をザルに上げて3分程度水切りする
④お好みの水加減で炊く
⑤炊き上がったらすぐに炊飯器の蓋を開け、釜の底の方からお米を掘り起こすように混ぜる
新米は洗米時に砕けやすいので、優しく洗うのがポイントです。
水の色が透明になるまで研ぐと旨味や香りが流れてしまうので注意ですよ。
水切りはひび割れを防ぐため、短時間にします。
最近のお米は炊くときの水分量は新米だからと水を減らす必要はありません。
ただ新米は水分が多いので、普段から柔らかめに炊飯している方は少し少なめのほうがいいかもしれませんんね。
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