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玉ねぎの皮にも栄養が…
農産物2019.12.15
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- 玉ねぎの皮って捨てますよね。
玉ねぎの皮を食べる習慣はないですよね。絶対に捨てていますよね。
でも、捨てないで集めている方もいらしゃいます。
それは皮を使って染め物をしている人です。
他にも皮を煮て「玉ねぎの皮茶」として飲料にしている人も知っています。
ただ、飲料にする場合の皮はオーガニックや極力農薬を使わない栽培のものにしてくださいね。
農薬を飲んでいるみたいですからね。
この玉ねぎの皮にも栄養素があるのだそうです。
もともと皮は直射日光から守るための防御です。
人間でいうとメラニン色素ってとこかなぁ。
皮にも栄養素があるのをご存じですか
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最近、玉ねぎの皮茶や皮を粉末にしたものが販売されていますよね。
今までは無かったものが販売されているのには理由があるからです。
それは玉ねぎの皮に含まれる栄養です。
その栄養とは、抗酸化ポリフェノールの一種であるケルセチンというものです。
このケルセチンの効果が知られるようになって新しい商品が販売されたのです。
本来、植物が自らを活性酸素から守るためにポリフェノールを作り出すそうです。
そして強い抗酸化力があります。
このケルセチンは、どのようなに健康機能があるのでしょうか。
抗酸化作用によりアンチエイジング効果や生活習慣病の予防に効果があるそうです。
その他にも抗炎症作用、抗癌作用、降圧作用などがあるといわれて研究されています。
シミやシワを防ぐ作用も確認され、市販の日焼け止めにも配合されて、美肌効果があるそうです。
また、脂質の代謝を改善する効果もあるそうです。
これは病気の予防に役立ちます。
野菜の機能性研究~たまねぎのケルセチンによる認知機能改善の可能性~
主に海外でケルセチンのサプリメントを摂取する介入試験が行われており、肥満で高血圧の患者の血圧を下げるなどの報告もあるが、病気にかかっていない人に対するたまねぎの効果を示す報告はほとんどない。
玉ねぎの認知機能改善効果を明らかにするためには、さらに介入試験を行って確認をする必要があるだろう。
しかし、これまでの結果はケルセチンを含むたまねぎを食べる習慣が、生活習慣病や認知症の予防に寄与する可能性を示しており、研究グループでは、さらに研究を進める予定である。
※「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構」より引用
ケルセチンに糖が結合した化合物であるケルセチン配糖体は、体脂肪低減効果が認められトクホとして消費者庁から表示許可を受けている。
他にも、研究段階ではあるものの、ケルセチンの抗炎症作用が花粉症やアレルギーなどで悩む人の間では話題となっている。
※「オリーブオイルをひとまわし」より引用
では、どうやって玉ねぎの皮を摂取すればよいのでしょうか?
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外皮を除いた部分にもケルセチンが含まれているそうだ。
そこでタマネギを日光浴させることでなんとケルセチン量が5倍近く増すそうです。
玉ねぎを丸ごと置き、直射日光を当たてるだけで良いのだそうです。
研究結果によると1週間で3倍、3週間で5倍になったようです。
ただ、あまり多く置くと心配なので1週間程度がいいみたいです。
4~5日でもケルセチンが増加します。
これである意味で皮を食することができますよね。
ぜひ、玉ねぎを食べて健康促進に役立ててくださいね。
では^^